9/17観劇『メタルマクベス disc2』
大学時代、私はサブカルクソ野郎でした*1。演劇にハマってはいたものの、小劇場、アングラ、アヴァンギャルドどんとこい!で、エンタメなんかおととい来やがれっていう感じのスタンスだったのでした。。。そういう年頃ですね。どれぐらいクソ野郎だったかというと、当初大学では英語劇サークルに所属しており、そこで演出をやった黒歴史があるのですが笑。 エンタメ大好き!劇団☆新感線大好き!な先輩のいうこと一切無視して稽古してたぐらい。。。そういう年頃ですね。
そんな私ですが、時を経て大人になってちゃんとエンタメも味わえるようになったので笑、行ってまいりました。純粋に、一度体験してみたいと思ってたんだよね。そんな中、あまり芝居を観ない友人が、行きたいって言ってたので誘って一緒に観て来ました。
『メタルマクベス disc2』
企画・製作:TBS ヴィレッヂ 劇団☆新感線
会場:IHIステージアラウンド東京
『メタルマクベス』disc2|TBSテレビ:IHI STAGE AROUND TOKYO
www.youtube.com
回る〜回るよ〜
何はともあれ噂のあれですよ。結構、回るのね。。。重要な場面で一回ぐらいしか回らないのかと思ってた笑。そしたら冒頭から回る回る。。。あと舞台前のスクリーンも360度に渡って設置されてて、そこで躍動感ある映像が流されるんで、ディズニーランドのスター・ツアーズみたいな感覚でした。
この日風邪ひいてて三半規管が弱っていたこともあり。。。ちょっと酔いそうになった苦笑。あと、情報量が多すぎて。。。演劇ってある程度観客の想像で補う楽しみがあると思うんですよ。それが回転舞台によって、場面転換の自由度が広がり、全部視覚情報で入ってくるもんだから疲れちゃったというか苦笑。
ランダムスター=マクベス
前述の通り想像の自由を奪われ、新感線の濃厚フルコースにちょっと胃もたれ気味で迎えた後半線。2218年のランダムスターが1980年代のバンド、メタルマクベスのボーカルに自分を投影して、段々とどっちがどっちかわからなくなっていく様子は面白かった。ある意味ここで想像する楽しみが戻って来たという理由もあると思う。
ランダムスター=マクベスが陶酔するのが魔女の予言じゃなくて、自分の未来を歌ったかのようなメタルバンドの歌詞と、かつてバンドのグルーピー(だったと思われる)の3人のゴスロリおばさん笑*2の声っていうのが面白かった。もうちょっとバンドの方のマクベスの顛末も詳しく描いて欲しかったなあ。
メインキャストについて所感
ランダムスターの芝居にちょこちょこ歌舞伎っぽい演出があったのは、disc2の彼を演じたのが尾上松也さんだったからなのだろうか笑 彼がすぐ顔に出ちゃうっていう演出は、王の殺害をけしかける強い妻に対して、器の小さいところを表現したかったのか、それとも松也さんの顔芸が面白かっただけなのか笑
大原櫻子ってあんまり知らなかったんだけど、演技してる時はキャンキャン気が強い若奥様!って感じなのに、歌うとガラッと雰囲気変わって妖艶さが出るのがすごいなと思った。
圧倒的な財力の勝利を感じた作品でした。こんなこと言ったら怒られるかもしれないけど、ダンシングクラブ*3言った時の感想と似てる笑 美味しかった(楽しかった)けど一回でいいかな〜みたいな。。。こんなこと書いてしまう私は、今も変わらずサブカルクソ野郎なのかもしれない。
ひどい芝居
ツイッターの方でもぐちぐちしてしまったのですが。。。ひどい芝居を観ました。ひどすぎて、名前も書けません。。。
本当に何がやりたいんだかわからなかった。いや、やりたいことはわかるんだけど、ショーとしては中途半端だし、芝居としては最悪。。。
とにかく演出・脚本がビミョー。登場人物たちがどうしてそういう思考状況になるのかがわからない。単純にこういう感じでこういうセリフ言ったらかっこいいよね!?みたいな、まるで中学生が書いたような内容。。。特にみんな去り際の一言が、えっ?お前そんなこと考えてたの?ってかそういうことじゃねーし。みたいな意外性の連続だったよ!最初、出演者の方達の演技がビミョーなのかと思ったけど、あんな内容じゃみんな演技するの大変だったよね。。。
一体なんだったんだろ。。。興行の作り方としては、正しいとは、思う。男女ともに人気がある方達、ファンがついてる方達を集めて、集客を狙う。そして歌、ダンス、アクションありのお芝居エンターテイメント!っていうのをやりたかったんだと思うが。。。
人を呼べるキャストはとても重要だと思う。でもダブルカーテンコールの挨拶で、客席からヤジを飛ばすような友人を呼ぶキャストってどうなんでしょうか。
反省点としては途中どうしても耐えきれなくって、首回したりもぞもぞしてしまったこと。お隣の方ごめんなさい。今度からあそこまでひどいものに当たったら中座しよう。そのほうが迷惑かからない。
不思議なのは、今回の脚本担当された方の別の作品を観たことがあって、それは面白かったんだよな。。。何が起こったんだろうか。演出?プロデューサー?ほんと、なんでああなったのか説明会開いてほしい。
読書録
8月に読んだ本たち。夏休みもあったし、実家に帰る途中なんかでもいっぱい読めるぞ〜と思ったけどそんなには読めなかった。。。
『あらすじで読むシェイクスピア全作品』
- 作者: 河合祥一郎
- 出版社/メーカー: 祥伝社
- 発売日: 2013/12/02
- メディア: 新書
- この商品を含むブログ (5件) を見る
『シェイクスピア劇を楽しんだ女性たち:近代の観劇と読書』を読んで、そういえばシェイクスピアってロミジュリぐらいしか詳しく知らないかも。。。と思って読んでみた。あと今月『メタルマクベス』行くのです。なのでその予習として。『ハムレット』と『マクベス』ってよくごっちゃになりませんか?あと『十二夜』と『夏の夜の夢』も。。。
これで手っ取り早くシェイクスピア通だぜ〜!と安直な考えに心踊らされてページをめくった私ですが、前書きでその野望は砕かれるのでした。。。それがこの著者の言葉。
本著はすでにシェイクスピア作品を読んだ方向けの参考書として活用いただきたい。*1
。。。そっか〜。。。そんなに甘くないよね〜。。。やはり真のシェイクスピア通を目指すんであればちゃんと全ての作品に触れないといけないですよね〜あはは〜。。。
と言いつつもざっくり全体を把握するのにはよかったです。思ったのはシェイクスピアの喜劇はトレンディドラマ感あるなっていうこと。『恋のから騒ぎ』なんて特に。複数の男女が出てきてすったもんだやった挙句最後にはみんな別の相手とくっつくみたいなところが。あと、イギリス王朝の歴史劇は理解するのが難しいですね。。。るひまさんのお力添えでようやく日本史もわかってきた感じなのに。。。外国の歴史にまで触手を伸ばせるのはいつになるでしょうか。。。
『眠れない一族-食尽の痕跡と殺人タンパクの謎』
- 作者: ダニエル T.マックス,柴田裕之
- 出版社/メーカー: 紀伊國屋書店
- 発売日: 2007/12/12
- メディア: 単行本
- 購入: 10人 クリック: 1,338回
- この商品を含むブログ (61件) を見る
この本がそんなカニバリズムメインの話じゃないっていうのはわかってたんだけど。。。長かった。。。要約すると、狂牛病などの病気はウイルスではなく“プリオン”と呼ばれるタンパク質が原因で起き、そのプリオンが原因で謎の遺伝病に苦しむイタリアの一族の話。
プリオンはタンパク質なので、その病気にかかった動物の肉を食べると食べた人も同じ病気を発症する。で、病気に関する歴史を紐解いて行くと、狂牛病の原因が肉骨粉だったことしかり、人類もかつて人肉を食べていたことが原因で同じような病気が感染した可能性がある。。。的な。
全体を10とすると、そのカニバリズムに関する部分は1ぐらいしかなかった。。。残りは中世イタリアから現代に至るまで羊、パプアニューギニアの原住民、牛などの病気の歴史とその研究者について。。。うん、頑張って読みました。読書の筋トレみたいだった笑。
『本懐』
- 作者: 上田秀人
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2018/05/17
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログを見る
一番最初に収録されていた大石内蔵助の話は、最後目頭が熱くなりました。内蔵助の息子を思っての仇討ちの決意、切腹への覚悟、そして最後の瞬間まで自分より先に腹を切るかもしれない息子への想い。。。泣けた。
そのほかの話は結構淡々と各自の切腹に至るまでの瞬間を描いた感じの印象。今川義元に至っては切腹してなかったし。。。それまで歴代の切腹を描き、武士のけじめともいうべき行為を最後に許されなかった今川義元の無念を感じて欲しいという作者の意図らしいですが。
結構固めの本ばっかり読んでた8月でした笑。
*1:完コピではなくうろ覚えの文章です。
8月観劇まとめ
今日は8月31日。夏休み最後の日ですね。いや大人だから夏休みなんてとっくに終わってんだけどね笑。なんとなく切なくなりますよね、8月31日って。
ということで8月の観劇まとめです。
●8/4 『トランジット・コメディアンズのコント集~2018・夏~』
●8/23 『戦刻ナイトブラッド』
●8/27『フリークス』リーディング公演&スペシャルトーク
●8/28 ミュージカル『マリーゴールド』ライブビューイング
思ったよりも行ってなかった。あと、一作、チケット取ったけど行けなかった作品があったんですよね。完全に自分が仕事の打ち合わせ&飲みの日程を勘違いしていて、被っちゃったんですが。。。2日前に気づいて急遽代わりに入ってくれた友人ありがとう。。。
戦ブラのクボヒデ信長様に湧き、『フリークス』で推しの次回作に期待高まり、感慨深いTRUMP初体験に終わった8月でした。コント集見た後から期間が空いちゃって、すごい昔のことのように感じる。。。笑 劇場行かないと時の流れが遅くなるのなんでだろう〜。
舞台以外では、『辻・る』と『る年祭り』の上映会も行ってました。辻本祐樹オンステージ、めちゃくちゃ楽しかったです。推しがいないイベントで、あんなに楽しかったのは初めてかも。。。*1後、『辻・る』では映像の中に、数年前めちゃくちゃ可愛いダンス踊ってる推しが登場しました。可愛かった〜。。。
ちょっと最近飛ばしすぎて、金欠気味なので9月は抑えようと思います苦笑。9末からは怒涛の?推し舞台週間始まりますしね〜。その分本読んだり映画を観たりしようかな。。。
*1:実は、客席に推しさんいたの見つけちゃったんですがね
8/28観劇 ミュージカル『マリーゴールド』ライブビューイング
ある日のことでした。とある友人から「明日の夜空いてない?」とLINEが入りました。てっきり誰かと飲むからこない?っていうお誘いかと思いきや。。。「『マリーゴールド』のライビュに一緒に行くはずだった子が急遽来れなくなっちゃって。。。観に行かない?」というお誘いだったのでした。
ミュージカル『マリーゴールド』ライブビューイング
作・演出:末満健一
主催・企画・製作:ワタナベエンターテインメント
会場:TOHOシネマズ日比谷(サンシャイン劇場)
いや〜、ガチで“初めての繭期”ですよ笑。*1TRUMPシリーズ、存在は知ってたのですが一度も観たことなく。。。なんとなく、繭期があれで、吸血鬼がいてなんかリバースするやつ、的な知識しかない状態で行ってきました笑。
そもそもライビュが久々な件
ライブビューイング自体めっちゃ久しぶり!てか人生で3回目?一回めは刀ステの初演の時で、2回目は松ステの初演だったか。。。
改めて、映画館てほんと居心地いいのね笑。なんだったら飲食もできちゃうし。でも、私は劇場で見る制約のある感じというか、一挙一動も許されないあの感じの方が好きだな〜。緊張感あるし。目の前で生で起こっていることの全てを受け止めるには、観る側も緊張感を持って臨まないと勿体ないよね。。。
ライビュはライビュで、お手頃だし、いいところもあるんですけどね。
完璧すぎる世界観
ということでライビュなんで全体を観れたわけではないのですが、率直にすごく良くできてる作品だなと思いました。世界観が完璧。そして展開に一切の無駄を感じなかった。
あと、“初めての繭期”状態の私でもわかりやすい脚本になってるのがすばらしかった。
演者「彼女はダンピールだ」
(私「ダンピール??」)
演者「人間と吸血種の間に生まれた子供、ダンピール」*2
みたいな感じで、脳内にはてなが生まれた次の瞬間にはセリフで捕捉されてるんですよね。そしてそのセリフがわざとらしくない。すごい。
父のエゴ、母のエゴ
ストーリーに関して思ったことをひとつ。ガーベラ改めマリーゴールドの彼女を取り巻く両親のエゴみたいなものを感じた。
そもそも父であるヘンルーダ!お前が!ちゃんとしないから!!後先考えずに子供作んなよ〜。しかも生まれてからアナベルに一人で押し付けてんじゃねーよ!そもそも街中で産気づいたから子供がダンピールだってことがバレたって、医者の端くれなら臨月の妊婦一人で歩かせてんじゃねーよ!って思っちゃった〜。。。
そして、母であるアナベルはなんで永遠の命=幸せだと思ったんだろう。繭期を超えて生きられないかもしれない娘を助けたいがための一時的な愛情の暴走ゆえの思考なんでしょうか。でもソフィ然り、永遠の命ってめっちゃ孤独だよ?そこに母としてのエゴを感じました。*3
戯言
これは完全なる戯言ですが。マリーゴールドってあんまりいい匂いじゃないんですよね。。。小さい頃、可愛いのにくさい花だなあって思った記憶が笑。なので、ガーベラがソフィに連れ出されて初めて外にでた時に、特に何か印象的なものを見たり、経験をしたわけではなく歌うシーンがあったんですが、マリーゴールドの匂いからの開放感が、より彼女に外の世界を感動的に感じさせたのかな?って思いました。
と思ってググってたらマリーゴールドの匂いは殺虫効果もあるという記事を発見。屋敷の周りのマリーゴールドは、彼女を害虫から守るっていう意味もあったのかも!?
予期せずしてTRUMPシリーズ初体験しましたが、ほんと誘ってもらってよかったです。出演者の皆さんも、みんな演技は鬼気迫る感じだわ歌は上手いわで素晴らしかった。。。過去シリーズも見てたら、本作の感じ方も違ったんだろうな〜。みたいな〜〜〜〜〜。。。
8/27観劇『フリークス』リーディング公演&スペシャルトーク
9月末から推しさんは川村毅さんの舞台に出演します。それは新作なのだけど、川村さんが87年に発表した戯曲のリメイクとなってまして、原作のリーディング公演とトークショーがあったので行ってきました。
作・演出:川村毅
会場:吉祥寺シアター
T Factory(ティーファクトリー) 川村毅新作戯曲プロデュースカンパニーhttp://www.tfactory.jp/www.tfactory.jp
想像していたよりは。。。
川村さんといえば、先々月ぐらいに予習と称して『ラスト・フランケンシュタイン』と『ラディカル・パーティー』を図書館で借りて読んでたのでした。この2作は、アングラ〜!て感じで意味の有る無し関係なく言葉の洪水って印象の作品。あの感じでリーディングやられたら全部聞き取れないな〜とヒヤヒヤしてたんだけど、今回のフリークスは思ったよりもセリフがすっと入ってきた。
トークで川村さんもおっしゃってたけど、『フリークス』は川村的に今まで拠点にしていた新宿を離れて、渋谷のPARCOというちょっと洗練された場所で演劇をやるという転換期に作った作品だそう*1。それもあって、今までとは文体を変えてるんだそうな。なるほど。
だからと言って。。。
セリフがすんなり入ってきたからと言って、単純明快!こういうことか!という内容の作品ではなく。。。本編終演後にトークが始まる前、当時『フリークス』上演に際して開催されたトークショーの映像が流れてたんだけど、その中での川村さんの言葉をざっくり引用すると
人は皆シャム双生児として生まれるんじゃないかという妄想をしていた。切り離されたもう一人の自分がどこかにいて、フリークスの自分とノーマルの自分が存在しているんじゃないかと。
というようなことをおっしゃっていて。
フリークスとノーマルはある意味表裏一体。あるいは、自分はノーマルだと思ってるけど、実はフリークス側からもしれない。フリークスとノーマルの境界線はすごく曖昧なんだなと思った。
“恐いもの見たさ”の精神てそういうことなんだと思う。怖いもの、気持ち悪いもの、禁忌とされているものはなぜか見たくなってしまう。それは、自分とフリークスの境界線探しなんじゃないかと。
劇中に「豊かさとはなんだ?」と問いかけられて、「ここにあなたたち(フリークス)を読んで食事会を開ける心の余裕ですよ」っていうセリフがあるんだけど、まさにそれは上記の精神に通じるのではないでしょうか。
これもアフタートークの受け売りだけど、80年代は変化の時代で世の中がどんどん“物質的な幸福”を求めていった時代で。その中で“フリークス的なもの”は埋もれていった。だけど人は自分の裏*2である“フリークス的なもの”がないと幸福でいられないから、最後にフリークスファッションショーの主催者である百貨店の社長は新宿(=境界線)を破壊したのではないでしょうか。。。
以下、余談。
・「女なら楽屋に掃いて捨てるほどいますよ。それがファッションショーってもんだ」っていうセリフがなぜか刺さった。なんかいいよね。
・トークの進行役を担当されてた、吉祥寺シアターの方が結構スタイルの良いイケメンだった笑。こっそり測ったけど、8頭身ぐらいあるな!!!
とまあよく分からないながらも堪能し、推しさんが川村演出でどんな化学反応を見せるか楽しみだな〜と思っていたところ、トークの最後に衝撃のエピソードが。ちょい前にヒットしたなんちゃらショーマン的な映画にも、フリークスであるヒゲ女が登場するので、その話題になったのですが川村さんのコメントは「歌とダンスはよかったけど。。。う〜ん。。。」*3的な感じだったのですよ。
。。。。。。うちの推しさん、その映画べた褒めしてなかったっけ?始まってずーっと泣いてたっていってたよね???大丈夫かな。。。笑 頑張れ、推しさん!!笑
8/23観劇『戦刻ナイトブラッド』
はい〜、またしても原作を1ミリも知らないけど気になる子が出てるから2.5次元舞台に行ってみたのコーナーです笑。まあ、ぶっちゃけCUBERSのTAKAなんですけどね爆。
第一回目はこちら。この時はTAKAじゃなくて、別のCUBERSの子の初舞台を観に行ったんですけどね。誰かは察して笑。
leo-writer.hatenablog.com
舞台『戦刻ナイトブラッド』
演出:小野真一 脚本:登米裕一
制作:株式会社マーベラス
会場:銀河劇場
チケット販売期間終了後に、イベント付きで再度売出したり、ちょっと不穏な感じでしたよね。でも一緒にCUBERSハマってる友人と“TAKAの御尊顔が拝めるならそれだけでいい!”と行って参りました笑。
信長様、めっちゃ踊るやん。官兵衛、めっちゃ回るやん。
まずは褒めよう笑。織田軍、秀吉軍、上田軍、それぞれチームごとのショータイムがあるのですが、このダンスと歌がめっちゃかっこよかった!!特に久保田秀敏さん演じる織田信長。。。すげえ色っぽくて、かっこいい。。。クボヒデさんは直近の『うつろのまこと』のへなちょこ治兵衛のイメージがまだ残っていて笑、それを見事に吹き飛ばしてくれました。振り付けがね、ゴリッゴリにワイルドでかっこいいやつだったんですよ。それをあのマントみたいな信長衣装で表情を崩さずに踊るクボヒデさん素敵すぎる。
我らがTAKAくんもダンスは専売特許なので、素晴らしかったです。赤澤燈演じる羽柴秀吉率いるチームの曲は、ノリノリの明るい曲で途中見事なスピンも披露してくれました。腰にノートつけながら頑張ったね笑*1。でもやっぱり演技慣れしてないのか、官兵衛の表情作りながらダンスしてて、時折顔に迷いが見えました。可愛かったけど。
そのほかについて。。。
うーん、そしてそのほかの芝居部分について。。。ちょっとないなあ。。。色々言いたいことはありますが、一番大きいのは暗転多すぎ問題。シーンぶつ切りにしすぎなんだよ。暗転開け、一言ずつ言ってはけるってなんだよ!!!って突っ込みたくなりました。。。
でも演出の方、ウィキによると舞台演出の経歴が『おそ松さん』しかなかったんだよね。あ〜。。。あれはまあ、オムニバス形式だからさ、ぶつ切りでもいいんだけど。。。
セリフも、説明ゼリフ的な言い回し多いのに、重要なとこは説明してくんないんだよな。。。なんで吸血鬼なのかとか、敵のことについてとか。。。
あとぬいぐるみが出てくる舞台と、誰か二人のやり取りを何もしないでずっと観ている人がいるシーンがある舞台でいい作品にあったことがない!これ自論!別にそういう演出否定しないけど、じゃあ誰か覆して!