映画『縄文にハマる人々』を観た
ブログを始めるようになってから、普段は舞台ばっかりですが、映画も観て自分の中の映像経験値もあげたいな〜と思い始めたわたくし。でも予算はなるべく舞台に割きたい。。。でも映画も観たい。。。と悩んだ結果、そうだ!試写会とか応募すればいいんじゃね?と思ったのでした。
そしてこの映画の鑑賞券プレゼントを発見し、応募したところ、当たった笑。ということで、観てきました。あんまり応募する人いなかったんじゃないかな〜と密かに思っている。。。
『縄文にハマる人々』
観たのは渋谷のイメージフォーラム。初めて行ったんだけどロビーがおしゃれで、素敵な映画館ですね。
内容は、タイトル通り、縄文時代にハマってしまった人たちに関するドキュメンタリー。有名な方だと、いとうせいこうさんとか。他はデザイナーさんだったり、イラストレーターさんだったり、美術家さんだったり。。。後は、ほとんど研究者の方でした。
プレゼントに応募した時に、なぜこの映画に興味を持ったかを書く項目がありました。そこに、私は“自分が全く興味のない縄文時代にどうしてハマるのか理由を知りたい”と書きました。その目的が果たせたかというと。。。?て感じ。そもそも研究者になるような人は、研究マインド持ってる方が多いから研究者になんてなるわけで、私はもっと普通の人が縄文時代にハマった!みたいなエピソードを知りたかったのです。
結局のところ、なんでみんなが縄文時代に惹かれているかというと、そのほとんどが“謎”だからということらしい。現代に存在するもののほとんどには意味がある。これはなんでこういう形をしているの?と聞かれたら、回答できるだけの理由がある。しかし、縄文時代の土器や土偶はどうしてああいう形をしているのか、様々な解釈があって結局解決はしてない、ということらしいです。その謎が、ハマってしまう理由だそう。
監督としての解釈というか、まとめ的な感じでは、縄文時代の人は命というものに対して本能的なリスペクトを持っていて、それがああいう奇妙な形の土器や土偶を産んだんじゃないかということなのかな。
これを観たからって、私は縄文時代にはハマりませんが笑、ハマっている人たちの生き様を見るのは楽しかったです。ドキュメンタリーってそういうものだと思うし。
最近歴史系の舞台は流行ってるけど、こんなに深い縄文時代を題材にした舞台とか、どうでしょうかね。るひまさんは平安時代はやったけど、縄文は。。。流行んないか笑。
最近読んだ本
最近読んだ本について、まとめ。6月ぐらいから図書館通いを初めて、いい感じで読書習慣がついてきています。
『シェイクスピア劇を楽しんだ女性たち:近代の観劇と読書』
- 作者: 北村紗衣
- 出版社/メーカー: 白水社
- 発売日: 2018/03/24
- メディア: 単行本
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内容よりも著者北村さんの研究者として活動内容の方が気になってしまった。ちなみに北村さんのブログすごく好きです。デザインもオシャレだし。
『週刊誌記者 近松門左衛門』
週刊誌記者 近松門左衛門 最新現代語訳で読む「曽根崎心中」「女殺油地獄」 (文春新書)
- 作者: 小野幸惠,鳥越文蔵
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2016/07/21
- メディア: 新書
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うつろ〜では描かれてないですが、『女殺油地獄』がとても見てみたくなりました。このタイトル、小さいころ図書館とかで見かけて戦慄してたな〜。。。
近松門左衛門は、江戸のシェイクスピアと呼ばれてますが、この本を読んで私は江戸の園子温だと思ったのでした。『女殺油地獄』も『曽根崎心中』も実際の事件に基づいて制作されたわけじゃないですか。園子温の『恋の罪』とか『冷たい熱帯魚』を彷彿とさせませんか??
『あやつられ文学鑑賞』
- 作者: 三浦しをん
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2011/09/15
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面白かったんだけど、三浦しをん氏がどうして浄瑠璃にハマったのかもう少し掘り下げて書いて欲しかったな〜。それはまた別の書籍があったりするのかしら。
『ラストフランケンシュタイン』
- 作者: 川村毅
- 出版社/メーカー: 未来社
- 発売日: 1986/12/01
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うーん、アングラだ。。。推しが一体どんなセリフをはかされるのかとても楽しみ。
『ヘビトンボの季節に自殺した五人姉妹』
- 作者: ジェフリーユージェニデス,Jeffrey Eugenides,佐々田雅子
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2001/06/01
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翻訳がちょっと読みにくくて苦労した。誰目線の語りなのか、比喩なのか、幻想なのかが入り組んでる文章っていう感じ。でも、こういう甘美で退廃した雰囲気はとても好きです。映画も観ないとだな。
8/4観劇『トランジット・コメディアンズのコント集~2018・夏~』
『トランジット・コメディアンズのコント集~2018・夏~』
作・演出:保木本真也
製作:株式会社Am-bitioN
会場:博品館劇場
http://am-bition.co.jp/transitcomedians_home
元来くらーい、話が好きでございます。誰も救われない話は大好物。そんな私が唯一推してるコメディ作家*1が保木本真也さん。ホッキーさんのコメディは計算されていて、あー!ここにつながる!みたいな、最後にピースがすっとハマることによって生まれる笑いみたいなのが好きです。ということで、こちらワクワクしながら行ってまいりました。
しかし前半は。。。
W主演(?)の小沼くんと鎌苅けんけんさんの選手宣誓からスタート。“役者が役を捨てて、とにかくふざけ倒す”ということで、おお、大いにやっつくれ!と期待も膨らんだのですが。。。
前半のコントたちはあんまり。。。だったな。これ、やってる人がけんけんとかじゃなくて普通の人だったらつまらないやつではないですか。。。?
唯一、象みたいな鼻の人が“目を”整形してくださいって相談しにくるやつで、依頼された医者もお前鼻の方が変だよ!ってツッコむけど逆にあなたに言われたくない!って言われちゃうやつが面白かったな。オチ前に暗転して、お医者さんも付け鼻して出てくるんだけど、実は自分も豚みたいな鼻だったという。ちょっと世にも奇妙な感がありますね。
森久保祥太郎さん登場でヒートアップ!
土日はスペシャルゲストとして、なんと森久保祥太郎さんが出演していました*2。私が観に行ったのは土曜なので、中盤からいよいよ森久保祥太郎さん登場!
森久保さんの最初の演目はけんけんとのガチ漫才。これが面白かった。。。人気声優にこんなことやらせる??って感じの森久保のボケキャラっぷりで。。。めちゃくちゃ笑いました。
で、これ以降のコントはとっても面白かった!私が好きな、ホッキーさんのピタゴラスイッチ的な笑いが炸裂した作品ばかり。前半はあえて抑えていたのでしょうか?それとも、森久保さんの笑いが導線になったのかな?
そり子、好きよ
大トリ前に、森久保さんも出演されるちょっと長めのコントがありました。母親を亡くした一家が、お葬式前に思い出の指輪を巡ってバタバタするコントでこれも大いに笑わせて頂きました。
亡くなったお母さんの娘を、反橋宗一郎くんが“そり子”っていう役名で演じるんだけど、このそり子にめっちゃハマってしまった笑。そり子、可愛いいよそり子。けんけんがそり子の婚約者なんだけど、二人の熱いキッス、ごちそうさまでした!!
ストーリーも散々ふざけ倒した後に、最後ちょっと泣かせにくるやつで。。。森久保さんの演技が光ってたな〜。こういうとこ、ホッキーさん上手よね。
前半ちょっとヒヤッとしたけど、後半の持ち返しで、満足したコント集でした。
7月観劇まとめ
8月ですね〜。今年のるひまさんの年末シリーズ、出演者発表されましたね。主演の二人は結構意外っちゃあ意外。。。うちの推しさんは安定の今年もご出演です。
去年の年末は相方にわがまま言って、カウントダウンと年明けの大阪公演も観に行ったんだけど今年は自重しようと思います。。。限られた回数だけでも楽しむぞ〜!
と。7月に観た舞台のまとめです。
●7/6 project navakov vol.1 『ヘッダ・ガーブレル』
●7/9 Second Season ミュージカル『スタミュ』
●7/21 艶∞ポリス『顔!!!』
●7/26『BRAVE 10 燭〜ともしび〜』
●7/28『新・幕末純情伝 FAKE NEWS』
●7/29『青鬼の褌を洗う女』
ジャンルが、面白いくらい、バラバラですね笑。ストレートプレイに2.5、小劇場系もあるし。。。最近舞台が好きって言うと、「どんなの観るの?」って聞かれるんですが、自信を持って「全部ですね!」って答えてます。ミュージカルはあんまりいかないけど興味あったら行きたいしな〜。9月になったら文楽も観てみたいし。
project navakovさんの『ヘッダ・ガーブレル』や、代々木能舞台で公演された『青鬼の褌を洗う女』みたいな前衛的な雰囲気の舞台も大好き。
好みのジャンルを広げるのとお財布事情は反比例ですがね。。。8月もたくさん観るぞ〜笑。
7/28観劇『新・幕末純情伝 FAKE NEWS』&7/29観劇『青鬼の褌を洗う女』
気づいたらもう7月も最終日。。。怒涛の7月末の観劇ラッシュ、2日目と3日目はまとめて書きたいと思います。*1
『新・幕末純情伝 FAKE NEWS』
作:つかこうへい/演出:河毛俊作
会場:紀伊国屋ホール
つかこうへい作品を見るのは一昨年?ぐらいの『リング・リング・リング』に続いて二回目。ちょっと迷ったんだけど、行ってよかった〜。。。
ものすごい言葉の洪水と、演者の熱量を浴びて、観劇後は軽く酔っ払ったみたいになってました。すごく、よかった。やはり、長きにわたって愛されている作品てそれだけ人を魅了するものなんだな〜。月並みな言葉ですけど。
『る年祭』で“もやし界のイケメン”と呼ばれていた田中涼星くんですが、桂小五郎の演技はぶっとかったですよ!素晴らしかった。ちょっと声枯らし気味だったのが心配だったけど。。。相変わらず細長いのが変わらないのですが、太さ的にはごぼうぐらいになってたと思う。褒めてます。
舞台セットもちょっとプロレスリングを彷彿とさせたし、時々リングアナウンサーみたいな音声が流れるので、プロレスの試合を見てるような雰囲気も感じました。幕末というリングの上で戦い抜いた男と女の生き様ってことなんですかね。なんつて。
『青鬼の褌を洗う女』
会場:代々木能舞台
これも興味はあったけどいくの迷ってて、この日に当初入ってた予定が飛んだため急遽見に行きました。いや〜、行ってよかったパート2。
この日は台風も上陸していて、半分外の能舞台で上演できるのかなって不安もあったんだけど、特別中止のアナウンスもなく。私が見に行ったのは19時半〜の回だったんですが、雨が弱まったかと思ったら急に降り出したりする天候の中、びしょ濡れになりながらたどり着いた能舞台はとても素敵な雰囲気でした。住宅地の中に突如現れた能舞台の圧倒的な風情に、それだけでもう満足。
入り口は民家みたいになってて、靴を脱いで入ります。トイレは地下にあって、階段を降りていくんだけど、なぜかドアの横の棚みたいなところに梅酒つけてあったのが家感ましててちょっと和んだ笑。
薄闇のなか、最低限の照明で上演される舞台は、雨や風も演出の一部にしてました。
月船さららさん演じる“天性オメカケ症”の女性はエロくてよかったです。ただ、坂口安吾の淡々とした感じで語られる文章が好きなんだけど舞台にすると、いくらかドラマチックになってしまうのがちょっと思ってたんと違う感出てくるんだよな。。。でもだからと言って、淡々とした舞台を観て面白いのかっていう話なんですが。。。難しいところですね。
と、なぜか7月中に書き終わらなければならない強迫観念に襲われて若干駆け足になってしまいましたが、7月の観劇ライフはこんな感じで幕を閉じました。7月は仕事が忙しかったからな〜。。。仕事の合間を縫って、観には行けてたんですけどブログを更新する余力がありませんでした苦笑 8月はインプットとアウトプット、両方頑張って行きたいと思います!
*1:なんとなく7月中に書いてしまいたかった
7/26観劇『BRAVE 10 燭〜ともしび〜』
7月最終週になって怒涛の観劇ラッシュ。。。3日連続で観てます笑。まずはこちらから。
『BRAVE 10 燭〜ともしび〜』
原作:霜月かいり/脚本・演出・映像:ヨリコジュン
会場:なかのZERO 大ホール
初日マチネ、ご招待頂いたんで行ってきました。初日なのに、平日の昼間だったこともあいまってか客席が寂しげ。。。ちょっとキャパ広すぎたんじゃないのかな〜。。。前作からキャスト変更もあったようですし。
る年祭よ、ありがとう。
今回も原作は人気漫画〜ぐらいの知識しか持たないまま望んだワタクシ。これ、霧隠才蔵が主人公の、真田十勇士の周辺を描いたファンタジーなんですね。
登場する人達の名前にすごく聞き覚えが。。。そう、昨年末の『る年祭』の設定と一緒!!『る年祭』観てなかったら、登場人物の位置関係理解するのにもっと時間かかってた〜。大変助かりました。
BRAVE 10 1 (MFコミックス フラッパーシリーズ)
- 作者: 霜月かいり
- 出版社/メーカー: KADOKAWA(メディアファクトリー)
- 発売日: 2007/03/23
- メディア: コミック
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キャラが、ものすごく、多い
今HP数えてみたら、総勢23キャラ!主要キャスト22人*1に加えて、アンサンブルもいる大所帯だ!!
後から後から出てくるわ出てくるわ。。。笑 さすが人気漫画だけあって、キャラ一人ずつが際立ってるんで、だるい感じは受けませんでしたが、大勢出てくる殺陣シーンにセリフかぶると誰が喋ってんだかわからなく。。。苦笑 今喋ってる人、手あげて!って感じでした。
わごーさんの直江兼続も良かったけど、私的に一番のお気に入りは、としくんこと田仲稔彦さんの百(もも)さんですかね。としくんのお芝居好きだわ〜。空間支配力的なものがすごくて、見入ってしまう。
映像が、ものすごく、すごい
キャラも多いけど、映像演出がほんとパネェー!ちょっと凝りすぎなんじゃないの?ってぐらいの映像のオンパレードでした。製作費の半分ぐらい、映像に費やしてるんじゃ。。。
宮城くんの役は双子で、兄弟同士で戦うシーンがあるんですが、そこも相手は映像でした。最初はなるほど〜って感じだったけど、戦いの後半で映像と本人の役が入れ替わってきたのはちょっと意表を突かれた。
サービスショットが、すごい
そう、宮城くんの謎の(?)サービスショットがありました。前述の通り、海野六郎と七隈を一人二役で演じている宮城くん。なぜか突然伊万里くん演じる真田幸村に「七隈元気?」みたいに振られて、七隈の衣装に着替えるため袖にはける宮城くん。するとそこにはなぜかカメラが設置してあって、宮城くんの生着替えが舞台上に中継されるのです爆。
焦ってる様子も面白かったけど、衣装さんが着替える必要のない袴をなぜか脱がす笑笑。するとその下見事なビキニパンツの裸体があらわに。。。笑 衣装もハラチラが際どいもんね。下着もああなるよね笑。
客席で一番歓声上がったシーンだった笑。私もあげた。あと、めっちゃ拍手した。
原作知らなくても、普通に楽しかったです。次回につながるような演出もあったけど、今回の客入り次第なのかな。。。ちょっと先行きを案じてしまうおせっかいおばさんなのでした。
7/21観劇 艶∞ポリス『顔!!!』
どうも、こんにちは。ややお久しぶり?の更新です。この間舞台は観てなかったけど、本も読んでたし色々書きたいこともあったのですが、今月部署を異動しまして。。。そしたら今まで暇だったのがめちゃ忙しくなり苦笑。毎日疲れ果てて、更新できない日々が続いておりました。
艶∞ポリス『顔!!!』
作・演出:岸本鮎佳
会場:駅前劇場
下北沢行くの、一昨年の本多劇場でやった推し舞台以来!小劇場もいいよね〜。
やっとんさん。ああやっとんさん、やっとんさん。
今回の作品を見に行ったきっかけは、やっとんさんこと谷戸亮太さんが出演されてるから。3月の『白痴』でのまさに“怪演”に魅了されてしまい。。。またやっとんさんを舞台で観たい!と思って行ってきました。艶∞ポリスさんの雰囲気みたいなのも、合いそうだったし。
その動機を裏切らないやっとんさんの活躍ぶり。。。冒頭から登場し、なんか柄柄しいトップス*1にツーブロックの髪形、ヘアメイクさんの役というところでほのかなオネエみのある仕種。。。と大好物笑な感じで、すばらしかったです。メイクするときちょっと手が震えてたのが気になったけど笑。慣れてないのかな。
やっとんさんが発すると、ちょっと面白いセリフがめちゃくちゃ面白くなる感じあるよね〜。好きです、あの雰囲気。
いそうで、いなそうな人たち。
あるドラマの撮影現場のメイクルームでの話なんだけど、やっとんさん以外の登場人物たちも魅力的でした。みんな、いそうでいないスレスレのとこついてる!
局のAPってだいたいあんな感じで元気が良くて勢いで仕事してそうだし、女性のプロデューサーはメイク濃くて笑い声めちゃくちゃでかそうだし、メイクのアシスタントはちょっと野暮ったそうなのに髪形は個性的そうなんだよな〜笑。
そんな人たちのまた、こんな感じの会話してそう〜っていうテンポ感あるやり取りので作られる笑いが面白かったです。チーフメイクさんが、メイクしている女優さんとの会話終わりに、途切れさせずにアシスタンントに指示する感じとか。「○○ですよね〜リップ。」みたいな笑。今ドラマ出演中の岸本さんの体験談なのかな笑。
テーマは顔。。。か?
とても面白かったんだけど、顔に対するコンプレックスという話のテーマについてはちょっと一貫性がないかなと思った。
あらすじや当日パンフにもあるように、美人な女優さんが美人であるからこそする苦労や降りかかってくる災難を描きたかったと思うんですが。。。以下にネタバレありで主要人物の顔に対する思いを、自分なりにですがまとめてみます。*2
赤星さん:美人な女優。美人であるから演技を評価されず、プロデューサーに枕営業の対象にされることが悩み。ずっと誘われてたエロプロデューサーを最後に突き飛ばし、気絶させてしまう。*3
丸田キミ:美人じゃない女優。顔ではなく演技で頑張ってきた。美人じゃないから共演者やスタッフから無意識な差別を受けてる。赤星とも昔オーディションで一緒になったのに、彼女からは忘れられてる。
せりな:新人女優。顔は美人な方。頑張っても褒めてもらえないことがいやで、女優業やめようと撮影中に失踪。最終的にメイクアシスタントの説得?を受けて現場に戻り、演じきる。今の事務所をやめて女優続けることを示唆するようなセリフあり。
オビ:現場のチーフメイク。顔は普通。昔赤星が駆け出し時代にメイクしたけど忘れられており、その時赤星をディスってた師匠メイクの水谷(やっとんさん)に専属メイクの座を奪われる。最後、自分のことをディスってくる水谷をメイクボックスで殴って気絶させる。
こんな感じ。この中で顔にコンプレックスがあるように見えたのは、赤星さんと丸田キミだけのようでした。そして主人公であるはずの赤星さんが抱えるコンプレックスよりも他の登場人物たちの生き様の方がドラマチックだから、なんとなくバランス悪い感じがしたんだよな。。。
最後は赤星さんの「私たち、頑張ったよね!?*4」というセリフで終わるのですが、女は美人も不美人も努力の中で生きているというメッセージだったのかしら。そう思うとスッキリするな。
どなたかの感想で読んだけど、顔云々は関係なく、女の生き様を描いた作品として楽しかったです。艶∞ポリスさんはまた観てみたい。