舞台とお酒が好きな人の備忘録

舞台とお酒が好きな人の備忘録です。

11/3観劇 『魔界転生』

Aステの秋冬組のキャストが発表され、戦々恐々としているleoです。てか冬組の本気さなに。。。!?

さて、この日は年末以外で初の明治座!行ってまいりました。

魔界転生

原作:山田風太郎/脚本:マキノノゾミ/演出:堤幸彦

企画製作:日本テレビ

会場:明治座

makaitensho.jp
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なんで行ってきたかというと、友達の彼氏のお母様がダブらせたチケットを譲ってもらったという、特殊な状況笑。友達の彼氏も出張で行けなかったのでちゃっかり行ってきたという。。。てか見切れ気味ではあったけど、6列目でした。お母様、結構なガチ勢!?*1


魔界転生』によって蘇る推し舞台の記憶

今回も?あまり事前予習しないで臨みました。唯一、報道番組のバンキシャで特集してたのを観たぐらい。なのでタイトルの意味するところも知らないで行ったんだけど、“魔界転生”ってそういうことだったのね〜と。

“神の子と讃えられた実は普通の子”天草四郎が、神に裏切られたと思い神を呪う気持ちを活力に、秘術によって魔物に転生していくという。。。同様に、この世に無念を残して死んだものも魔物に生まれ変わり、平将門の怨霊を復活させ、日本を魔物によって壊滅させようとする。私の理解だとこんなあらすじですね。

この無念を残して死ぬと魔界転生することができるっていうのが、昨年末舞台の牙狼を彷彿とさせました。あと、この舞台では天草四郎は、燃える大阪城から逃げ延びた豊臣秀頼の子供という設定。これは、去年のる年祭りを彷彿とさせた。『魔界転生』では村井良太さん演じる根津甚八が逃げるのを手伝ったことになってるけど、る年祭りでその役目は推しが演じた穴山小助なんですよね。上映会ではその後のエピソードもあったり。。。と、2つの推し舞台の思い出に浸りながらの観劇でした。

豪華キャストと注目若手キャストの共演

日本テレビ開局65周年というだけあってキャスト陣が豪華。。。!普通に舞台オタクやってる限りでは、生でお見かけすることがない方達ばかりだったな〜。上川隆也さんとかはさすがだし、魔族になってキラキラマントを翻しながら宙を舞う溝端淳平も素敵だったし。あとは、松平健さん!!演技も殺陣もさすがの迫力でしたが、カーテーンコールでマツケンサンバっぽい振りが観れたのは感動した!!!

淀君役の浅野ゆう子さんも素敵だったな〜。魔族に生まれ変わった当初は、徳川に対する憎しみで溢れかえって血気盛んなんだけど、だんだん秀頼を思って我を失っていく様子が妖艶で切なくて素敵だった。

そんな重鎮の中、際立ってたのが我らが(?)玉城裕規!実は玉ちゃんの芝居観るの3年ぶりぐらい*2。すごい役者だな、と思った。役柄がちょっと狂気じみてるというか、ヘラヘラしてるんだけどその雰囲気をきっちり自分のものにしてて。決めポーズするその瞬間まで役柄の雰囲気を保っていてさすがだなと思いました。殺陣も御歴々方に引けを取らない迫力でした。

あとですね、注目すべきは青木陣くんですよ!彼は、去年のる年祭り以来気になっている役者の一人。今回は2人いる天草四郎のお付き?小姓?のうちの一人の小十郎*3を演じてました。この二人、いつもぴったりくっついて、二人で手を取り合って控えているのが可愛くって!!魔界転生した後もそれは変わらず、常に妖艶な仕草で四郎の後をついてくる。。。四郎が二人に何か命じた時の「ン御意ッ」ていう言い方ほんと好き。青木ジョアンはカーテンコールで得意のブレイクダンスも披露してくれてました。ほんとブロマイド買おうか迷った。。。

実は思ってたこと

今回の演出的に『メタルマクベス』と同じ印象を持つのかな〜と思っていました。つまり、設定を供給され過ぎるんではないかと。でもそんなことはなかったんだよね。そこは、新感線のために作られたシアターアラウンドと、古き良き明治座との差なのかなあと。明治座という程よく区切られた空間が、想像する余地を残してくれていたように思います。
leo-writer.hatenablog.com



いやあ〜、楽しかった。そして年末の明治座が改めて楽しみになった!友達の彼氏のお母様、ありがとう!!



マシュマロよろしければ〜!
marshmallow-qa.com
※基本的にはお返事させていただきます。掲載不可、伏せて欲しいところがあればおしらせください。

*1:特に推しがいるという訳ではなく、舞台が好きな方らしいです。

*2:メサイア鋼の章以来

*3:でも劇中はジョアンと呼ばれていたような