舞台とお酒が好きな人の備忘録

舞台とお酒が好きな人の備忘録です。

11/8、11/10観劇 『朝日のような夕日をつれて』

合計3回観た推し舞台のまとめ。というか、まとめられず。

作:鴻上尚史/演出:逸見輝羊

制作:STAGE COMPANY

会場:本所松坂亭劇場

www.stagecompany.co.jp

前回の記事はこちら。
leo-writer.hatenablog.com


シュラスコ

前回のブログで、ちょっと公私共々疲れていて投げやりな気持ちで初日を迎えるも、板の上の推しに惚れ直してしまった旨を綴りました。その理由の一つに、この舞台が役者と役者のぶつかり合いだっていうこともあると思いました。

舞台セットも衣装もいたってシンプル、飾りなし。一人一人が膨大な量のセリフをひたすら吐き出していく。役者さんの素材そのままの味を楽しめるような座組みだなと。

例えるならシュラスコ笑。しかも味付けは塩だけ、みたいな笑。そんな感じがした。

改めて、推しの役者としての資質に魅了されてしまったんですよね〜。悔しいな〜。


以下、感想の羅列

本作の感想をまとめようと思ったのですが、無理ですね笑。なので、以下散文的に感じたことを羅列しますがご容赦ください。

“ゴドー待ちの世界”はゴドーを待っている間の暇つぶしの世界。一方“立花トーイの世界は”暇つぶしのためのおもちゃを作る世界。でも生み出したのは暇つぶしならぬ“人生つぶし”のゲーム。

“見よ、このパズル”は“ミヨコのパズル”。そして、この作品自体がパズル。

“時代、狂気、虚構”という言葉が出てくるけど、この作品に全てが表されている。

“ゴドー待ちの世界”はなぜゴドーを待たないといけないかもわからない。そしてゴドーがなんなのかすらもわからない。ようやく現れたゴドーは2人、しかもお互いが本物だと主張しあう。その正体は金、男、女。。。

前述の通り、混乱が多い世界に対し、立花トーイが作り上げたソウルライフはどこで何を探せばがはっきりしている迷いがない世界。

“女がみんな娼婦になって、悲しい目となんとかの花のような微笑みを抱いていたらいいのに”。好きなセリフ。



本作の過去上演に関する記述をどこかで見つけたのですが、そこに“なんだかわからんがすごいものを見た”と書いてありました。ほんとそんな感じの作品でした。

マシュマロよろしければ〜!
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