舞台とお酒が好きな人の備忘録

舞台とお酒が好きな人の備忘録です。

5月に観たものをまとめて

どうも、こんにちは。気がついたらすでに6月に入ってしまいました汗。うっかり10日間ほどタイ旅行している間に更新が滞りまして。。。5月に観た5作品分の感想を残したまま6月に入ってしまいました汗。

このまま一作品ずつ更新していくと二ヶ月遅れとかになりそうなので、5月に観た残りの作品をまとめて感想つらつら書いていきたいと思います。

5/10 『クレストシザーズ』

この舞台のキービジュアル、すっごいアレですよね。なんていうか婉曲した表現で言うと直球というか笑。すっごいベタ笑。それが逆に気になってとても観たかった作品。あと、美容師をテーマにした舞台って今までなかったっていうのも興味をそそりました。そんなこんなで、ゲネのお誘いがあったので観に行ってきました。

人気漫画が原作ということもあって、ストーリーが面白かった!座組み的に、目指しているのは次のホストちゃんなのかな?客席演出がホストちゃんぽかったけど、取り入れ方がが上手いなと思った。

ホストちゃんだと、進行役・つっこみ役は甘王さんですが、この舞台ではそれがかっちだったんですよね。かっち!甘王さんポジションやん!成長したね〜!!(何様w)と勝手に感動していました。

アシスタント役の方達の演技はもうちょっとがんばってほしかったかな。。。アシスタント達だけのシーンが間延びした感じがした。吉岡佑さんの空間の支配力はあっぱれ。一気に締まります。

第二弾があれば、また観たい作品です。

5/10 『ふらちな侍』

はい、この日ははしごでした。

前から演技うまいな〜と推してた輝山くんと、昨年末のベリー君ですっかり虜になった木ノ本嶺浩さんが出てるということもあって楽しみにしてた舞台(ちなみにご招待をいただいた)。他の出演者さん達も力量ありそうな方達ばかりで、すごい楽しめそうだな〜と。。。思っていたのですが。。。

前置きです。舞台って、その人に合う合わないってあると思うんですよね。てか、舞台に限らず芸術全般に言えることか。ある人にとっては面白い作品も、別の人からしたらちょっとな〜。。。っていうのはあると思う。

本題。今回のは、私には合わなかった〜。。。体感時間がものすごく長かった。なんだろうな?みなさん、お上手なんですよ。全体のテンポもいい。なのに何故か、楽しめなかったんだよな〜。理由を考えてみたんですが、ストーリー全体の起承転結がものすごいゆっくりだったからだと思う。物語に動きがなかったんですよね。どんなに演技が上手くても、ストーリーが平坦だと楽しめないこともあるんだな〜と。。。*1

あと、タイトルに“侍”ってはいってるのに、メインの3人侍ちゃうんかーい!ってツッコミもあった。

5/16 『Brand new OZAWA mermaid!』

これ。めちゃくちゃよかった。5月のMVPかも。チラシのビジュアルがすっごい好みだったんで観に行ったんですが、見事にスパッと全部好みな作品でしたね。先日の『High Life』もそうだったけど、チラシビジュアルが刺さる作品はいい作品なのかもしれない。
leo-writer.hatenablog.com

この日、終業間際にちょっとめんどくさい案件に巻き込まれて10分くらい遅刻しちゃったんですけど。。。着席するやいなや、作品の世界に引き込まれました。すっごい、好き!な世界観。衣装も、舞台セットも、小道具も!全部が全部とてもセンスがいい(or私と相性がいい)!!小沢道成さん、初めて拝見したのですがとても才能ある方なんですね。

ストーリーも、ギャグの配分もちょうどいいし、クライマックスの告白シーンでは泣いてしまいました。あと、ベッドシーンがとても官能的でよかった。一人芝居なのに。

結構飛び込みに近い形で観に行ったので、知らなかったんですが、この日アフターイベント付き公演だったんですよね。終演後、小沢さんと同じ劇団所属の小野川晶さんと、2人で1幕をリーディングして、台本まで無料配布してくれました。このリーディングで、遅刻して観れなかったところが聞けたのでめっちゃラッキー!

パンフ読んで知ったのですが、小沢さんもヘドウィグファンだったのね。私も大好きです、ヘドウィグ。だから合ったのかもしれない。今後、注目していきたい存在です。

5/18 『ハングマン』

みんな大好き⁉︎マーティン・マクドナーですよ。私は『ピローマン』ぶりのマクドナー。今回はどんな血みどろを見せてくれるのかとワクワクして世田パブへ。。。

1幕中盤までの、物語がどこに向かっているのかわからない感じが不穏さをあおっていい。一体この人達は(この舞台は)どこへ向かっていくんだ?的な。それが後半に入って、思わず“あー!!”と言いたくなるようなセリフに組み込まれたキーワード。たまらんですね。でもその“そいういうことか。。。!”という思いさえ、最終的には裏切られるんですが。

ちなみにこの舞台、始まりと終わりが無音の暗転だったんです。すごいかっこいいなーと思ったんですが、それってもしかして絞首刑にされる囚人が見る世界のイメージなのかもしれない。。。と思うとゾッとしますね。

5/31『MAPS』

5月最後の観劇は、少年社中さんでした。

正直、私の社中歴は長くないです。一番初めに観たのは『三人どころじゃない吉三』。推しが推しになってからの初めての社中作品だったし、それまでの社中さん作品には例年推しも出てました。なので、三人吉三以降、ゲスト出演者発表を、劇団先行後にするようになった社中さんの作品も、ワンチャンあるかと思って先行で取続けて観てきました。

『アマテラス』、『モマの火星探検記』と推しが出ない公演が続きました。この二作品は面白かったけど、なんか合わないなって感じだった。その後の『ピカレスクセブン』。これはすでに発表されていた推しの仕事日程的に出演しないなと思ってたので、チケットは取らなかったんですが、招待頂いたので観にいきました。それがあんまりだった。。。ちょっと、胸焼けしちゃったんですよね。うーん、もうなんかいいです的な。

そうして迎えた今回の『MAPS』。例によって、ワンチャンあるかも?と取った初日チケットですが推しは出ず。。。しゃーないから観るかー的な感じで臨みました。

だけど。面白かった。『ピカレスクセブン』で胸焼けしちゃったところに、ちょうどいい清涼感のあるアジア料理が出てきた感じ笑。近年の社中さんに私が感じていたマンネリ感をぶちこ壊してくれました。

オネエな小野健斗は初めて観たし笑。中村誠治郎にいさんはセクシーだし。井俣さん、最初誰かわからなかったし笑。

あと冒険家役の多和田秀弥くん。決して演技が上手〜!ってわけではないと思うんだけど(失礼)、彼にしかない雰囲気がありますよね。舞台上で流れを作るっていうことも重要だと思うんだけど、彼みたいに上手く流れを断ち切る存在があっても面白いんだなと思いました。



はい、以上駆け足ではございましたが、5月に観た舞台、まとめて備忘録でした。6月は推し舞台があるのでその他はあんまりかもですが*2、よろしければまたブログのぞいていただければ幸いでございます〜。

*1:それでも面白いと感じる作品も、あるにはあるんだよね。やはり相性ですね。

*2:推し舞台は多ステなので、予算がそこに集中するため