舞台とお酒が好きな人の備忘録

舞台とお酒が好きな人の備忘録です。

4/29観劇『YAhHoo!!!!』

いよいよ4月最後の観劇記録です。たくさん観たなあ。。。この後4/30にるひまさんの上映会も行ってるんですが、それは推し関係のイベントなので、こちらのブログでは割愛します。オタクなので、推し関連のものは、基本推しかっこいいしかでてこない。

『YAhHoo!!!!』

作・演出:キムラ真
制作:ナイスコンプレックス
会場:シアターグリーンBIG TREE THEATER

こちらはご招待をいただいたので行ってきました。柏木佑介くん初の主演舞台。事前情報で、柏木くんの役が犬でしかも妖怪だっていうのは知っていたのですが。。。他にも妖怪化した動物達がわんさかでてくるミュージカルでした。

テーマになっているのは2011年3月11日の東日本大震災原発事故によって、人がいなくなってしまった福島県浪江町に取り残され、命を落とし妖怪になってしまった動物達と人間達の物語。柏木くん演じる犬のヤンスケも妖怪になってしまったけど、毎日山に向かって“ヤッホー”を繰り返し、帰って来るこだまを人間の返答だと勘違いして、あの向こうにご主人様はいるって信じてる。

すっごいシンプルなストーリー*1。こんなの泣くでしょ笑。上のあらすじ書いただけで目が潤みますよ。これみて泣かない人間いるのって感じ。話が少しそれますが、私は昔から動物ものにめちゃくちゃ弱くて。。。動物が出て来るとすぐ泣いちゃうんです。とくに飼い主と死別とか、もう号泣案件ですよ苦笑。

最初、ヤンスケの誕生日が3/11でそれが始まりの日、みたいなセリフがあってそこで一度涙腺が崩壊。あとは折々で泣いてました。この日ハンカチ忘れちゃったんだよな〜。ブルゾンの袖で一生懸命涙ぬぐってた苦笑。やばかったな。

こちらのインタビューを読んでいただくとわかりやすいのですが、演出のキムラさん曰く今回の舞台は“行動展示演劇”らしいですね。考えてもらう、ではなく、知ってもらう演劇。なるほど、と思った。なんで、この舞台は観てきたというより体験してきたと言った方がしっくりくる。

最後に妖怪と人間が一緒になって、浪江に人を呼び戻すためにお祭りをするシーンがあります。そこで、お客さん舞台上にあげちゃうんですよね。良くある選ばれた数人だけとかじゃなく、参加したい人はどうぞ!って感じで何人も何人も。この試みに関してインタビューでキムラさんが興味深いことを言っていたので引用します。

そして今回やろうとしているのは、舞台と客席の境界線を無くしたい。例えばあるシーンでヤンスケが『ヤッホー』とずっと呼び掛けて、妖怪たちが帰ってきてよと言った時に、200人のお客さんが全部舞台上に行くことができるのか、その時こっち(客席)は誰もいない漆黒になる、そこにまっつん演じる浜花が一人立っているみたいな。とても無理じゃないですか、でもその奇跡より浪江町に人が戻ってくるってもっと難しいんですね。

実は舞台が始まる前、キムラさん自身が舞台上にいらして、「途中みなさんに舞台に上がって来ていただきたいシーンがあります」と説明していました。それを聞いた時、正直「え〜、無理っしょ」と思ったのですが、キムラさんにとってもそれはある種の奇跡だったのか。面白い〜。

ちなみに柏木くんは舞台上に上がったお客さんとハイタッチをしていた。ちゃんと自分のファンの子わかって、選んでやってるぽかった。お祝い花にメッセージカードもつけてたし、えらいなあの子は。演技力も身体能力も抜群だし、好きですね笑。

そんなとても面白い試みの作品だったんですが。。。唯一残念だったのが、衣装。ちょっとなあ。。。ぶっちゃけ、安っぽいよなぁ。。。妖怪役の人たちは動物みたいな衣装なんですが、市販の洋服を改造して作ってるのが見ててバレバレで。予算とかいろいろあると思うんですが、もうちょっとなんとかならないものか。特に牛の人がセーターにフェルト貼りました!っていう感じで、ちょっと萎えちゃうな。センスの問題もあるよねぇ。。。

あと、私が観に言ったのは前楽だったんですが、役者の皆さんが結構声やられてる方多かったような。そのせいか、私の集中力が途中で途切れたかわからないですが、ちょいちょいストーリー展開に置いてかれたところもありました。あれ?なんでこの子達は桜の木を目指してたんだっけ?みたいな。歌うなら、そしてプロならもう少し喉のケアもしっかりやったほうがいいんじゃないかな〜。

と、まあ最後ちょっと毒舌入ってしまいましたが、キムラさんの考えていることは面白いし、涙活できたし、いい“体験”でした。

*1:インタビューでキムラさんもストレートでベタでピュアと言ってた