舞台とお酒が好きな人の備忘録

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雑感6/3『うつろのまこと-近松浄瑠璃久遠道行』A公演

珍しく、前日に観劇したものの感想です。まだ全公演パターン見てないし、推し舞台につき数ステしますが、素晴らしかったので早々に感想を綴りたくなりました。ので、雑感です。て、雑感ていつも雑感なんですけどね。。。これに雑感てつけるんだったらもう少し普段の投稿はまとめろやってことなんですが。。。


以降、軽いネタバレもあるかもなんでご注意お願いします。



観た公演 6/3 A公演 マチネ(「出世之賞(出世景清)」+ 「名残之章(曽根崎心中)」)

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初日です。今回は公演パターンがA、B、Cの3パターンあって、推しはBとCのパターンの出番が多いのです。なので、予算の都合上、BC多めにチケット取っていたんですね。この日はマチソワ両方A公演で、マチネしか取ってなかったのですが。。。始まった瞬間後悔しました。あ!ソワレも取っときゃよかったと!!

近松義太夫の少年ジャンプ的展開が面白い

面白い。。。!冒頭の伊藤裕一さん演じる近松門左衛門の元に、今拓哉さん演じる竹本義太夫が一緒に浄瑠璃をやろうと口説きにくるシーン。二人の抜群の演技力で披露される少年ジャンプ的展開に夢中になりました。そう、少年ジャンプっぽかったんですよ。浄瑠璃大好き!近松大好き!な義太夫が、天才だけど変わり者の近松を説得してタッグを組むことになる様子が、少年漫画的テンポの良さ、わかりやすさで描かれてる。台詞回しはけっして、すんなり入ってくる感じの言葉ではないんだけど、それが王道的展開との組み合わせでとても面白い。

このジャンプ的展開は、以降、二人が試行錯誤しながら浄瑠璃作品を作っていく部分にも見受けられました。二人のやりとり、BAKUMANぽいよね。読んだことないけど笑。二人が結局芝居バカなところもいいな〜!!義太夫が説得するために、稽古までしてきたっていうくだり、めちゃくちゃ好きですね。しかも義太夫じゃない人の演技がよかったから、近松がそっちを義太夫と勘違いするところがめっちゃ好き。これだけでもAパターンもう少し取っときゃよかった〜と悔やまれたのですが。。。

推しが、美しすぎて。。。

推しが登場したことで、後悔度合いが増しました。う、う、美しや〜。。。浄瑠璃作品の登場人物、景清として人形振り(黒子に操られてるような感じのロボットダンス)で登場するんですが。。。綺麗すぎて。。。今回の衣装とヘアメイクが完全私のドツボをついてきたこともあり、この瞬間泣きそうでした。いや、むしろちょっと泣いた。あのビジュアルで、アクスタが欲しいです。飾っておきたい。

もちろん演技も素晴らしかったです。推しの役を、元遊女といいとこのお姫様が取り合うんですが、わかる〜。結構ひどいやつだけど、こんな魅力的な男性だったら騙されるよね。推しの役は源頼朝討伐一筋!みたいな感じなんですが、自分の信念を貫く盲信さに宿る狂気って、色っぽいですよね。

元遊女の阿古屋は、いいとこの小野姫に手紙で“遊女”と書かれて激おこ、景清を裏切る決意をするんですが、この小野姫の気持ちもわかる。自分が小野姫だったら、相手のことディスりまくるよ笑。

ちょっと病んでる徳兵衛

もう一つの作品は「曽根崎心中」がテーマの作品で、戸谷公人の徳兵衛がめっちゃ病んでるなって印象でした。病んでる男性にも惹かれちゃうよね。。。わかるわかる。。。

以上、まさに雑感でした。久しぶりに1ミリも退屈しない作品だった!次の章も早く観たいな〜。