舞台とお酒が好きな人の備忘録

舞台とお酒が好きな人の備忘録です。

2018年10月の本棚

もう11月も終盤ですが。。。10月に読んだ本たち。

Ank: a mirroring ape』

Ank: a mirroring ape

Ank: a mirroring ape

『QJKJQ』に続き読んだ佐藤究作品。これも面白かった〜。最初は前作よりもSF臭が強くて面食らったけど、読み進めていくうちに夢中に。。。

ほかレビューでもあるけど、確かにチンパンジーの鳴き声を聞いただけで遺伝子の配列が一時的に変わるとか、設定がファンタジーすぎて科学的根拠には欠けるかもしれない。が、いいんです。科学書が読みたいわけではないので!

『ぞぞのむこ』

ぞぞのむこ

ぞぞのむこ

本屋で平置きされてて気になったので、図書館で予約した本。人気だったのや約1ヶ月待ちでした!!

期待して読んだのだけど。。。あんまり合わなかった。。。不条理は好きなんだけど、やっぱりホラーって苦手かもしれない。

あとこれは半分褒め言葉なんですが、とてもとても、気分が悪くなる小説でした。それを求めたんだから自業自得なんですが笑。デビュー作の『ぞぞのむこ』よりも、書き下ろしで収録されてた『だあめんかべる』と『ざむざのいえ』のが面白かったな。『だあめんかべる』であまりに女性の扱いがひどいので、勝手に作者は男性かと思ったら、プロフィールに”主婦”とあった時の衝撃よ。。。

『サラ/ハイ・ライフ』

サラ、ハイ・ライフ―カナダ戯曲選集 (カナダの文学)

サラ、ハイ・ライフ―カナダ戯曲選集 (カナダの文学)

今年観た舞台の中でもナンバーワン!?『High Life』の戯曲を含むカナダ戯曲集。

『サラ』は実在した女優が、老いたてもなお力強く演技への情熱を燃やす様子を、彼女の半生を執事との”ごっこ遊び”を通して描きつつ表現した作品。パッと消えてしまいたいのに、ジリジリと干からびていくのが耐えられないというセリフが印象的でした。

『ハイ・ライフ』は言わずもがな。。。ほんと、冒頭のセリフ読んだだけで笑っちゃうんだよな。4人のジャンキーがとてつもなく愛おしいです。
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