舞台とお酒が好きな人の備忘録

舞台とお酒が好きな人の備忘録です。

最近読んだ本

最近読んだ本について、まとめ。6月ぐらいから図書館通いを初めて、いい感じで読書習慣がついてきています。

シェイクスピア劇を楽しんだ女性たち:近代の観劇と読書』

シェイクスピア劇を楽しんだ女性たち:近世の観劇と読書

シェイクスピア劇を楽しんだ女性たち:近世の観劇と読書

ツイッターで、“100年前の舞台オタク達が書かれてる!”的な感じで話題になってたので借りた本。思ったより、学術的な内容で読むのに苦労した〜。。。文学研究って、肉体労働なんですね。イギリス行って、図書館が持っているシェイクスピア本の署名調べたりとか。。。大変そう。。

内容よりも著者北村さんの研究者として活動内容の方が気になってしまった。ちなみに北村さんのブログすごく好きです。デザインもオシャレだし。

『週刊誌記者 近松門左衛門

『うつろのまこと』の直後に読んだ本。人形使いさんのインタビューが充実してて、人形さんの目から見た徳兵衛や与兵衛の人物像が興味深かった。

うつろ〜では描かれてないですが、『女殺油地獄』がとても見てみたくなりました。このタイトル、小さいころ図書館とかで見かけて戦慄してたな〜。。。

近松門左衛門は、江戸のシェイクスピアと呼ばれてますが、この本を読んで私は江戸の園子温だと思ったのでした。『女殺油地獄』も『曽根崎心中』も実際の事件に基づいて制作されたわけじゃないですか。園子温の『恋の罪』とか『冷たい熱帯魚』を彷彿とさせませんか??

『あやつられ文学鑑賞』

あやつられ文楽鑑賞 (双葉文庫)

あやつられ文楽鑑賞 (双葉文庫)

これもうつろ〜直後に読んだ本。上記が人形さんインタビュー多いのに対し、こちらは三味線さんや太夫さんのインタビュー多めでした。

面白かったんだけど、三浦しをん氏がどうして浄瑠璃にハマったのかもう少し掘り下げて書いて欲しかったな〜。それはまた別の書籍があったりするのかしら。

『ラストフランケンシュタイン

9月末の推し舞台に向けて、川村毅氏の予習として読んだ本。収録されているのは『ラストフランケンシュタイン』と『ラディカルパーティー』の二本。

うーん、アングラだ。。。推しが一体どんなセリフをはかされるのかとても楽しみ。

ヘビトンボの季節に自殺した五人姉妹』

ヘビトンボの季節に自殺した五人姉妹 (ハヤカワepi文庫)

ヘビトンボの季節に自殺した五人姉妹 (ハヤカワepi文庫)

ソフィア・コッポラの『ヴァージン・スーサイズ』の原作ですね。映画は観たことないんですが。。。

翻訳がちょっと読みにくくて苦労した。誰目線の語りなのか、比喩なのか、幻想なのかが入り組んでる文章っていう感じ。でも、こういう甘美で退廃した雰囲気はとても好きです。映画も観ないとだな。