2018年9月の本棚
9月に読んだ本たち。
『歩きながら考えた。-やさしい演劇論集』
- 作者: 川村毅
- 出版社/メーカー: 五柳書院
- 発売日: 2007/07
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (1件) を見る
タイトルに“やさしい”と銘打ってることもあり、前半は早稲田大学で川村さんが行った講義の内容を後述形式でおこしてあり読みやすかった。日本のアングラ舞台の歴史みたいなことも学べるし。後半の各所で発表された演劇論集の再録になってくると、結構読み手の読解力が求められる。。。
“演劇は辛い現実を考えることの娯楽”という一文が印象に残っている。その考えからすると、2.5次元舞台って対極にあるものなんだな〜と思った。演劇も2.5次元も両方好きですけどね。楽しみ方がそもそも違う、別物なんだろうな。
『ハンニバル 下』
- 作者: トマスハリス,Thomas Harris,高見浩
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2000/04/25
- メディア: 文庫
- 購入: 1人 クリック: 3回
- この商品を含むブログ (55件) を見る
今更知ったのですが、映画版の『ハンニバル』と小説版のエンディングって全然違うのね〜!!!ものすっごい衝撃を受けました。一人で興奮して、読了当時あった人に話しまくったけどポカンとされた笑。そりゃそうだ笑。
『東電OL殺人事件』
- 作者: 佐野眞一
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2003/08/28
- メディア: 文庫
- 購入: 6人 クリック: 566回
- この商品を含むブログ (112件) を見る
内容は面白かったけど、作者の表現がちょっと大げさだし、要所要所にこじつけ気味な比喩表現が目立った。でもネパールまで行って、事件の関係者に話を聞いたところは旅行記的な面白さもあり、読み応えがありました。
『QJKJQ』
- 作者: 佐藤究
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2016/08/09
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (9件) を見る
予想通りめっっっちゃ面白くて、2日ぐらいで一気に読んだ。話の導入部分が好みドンピシャだし、予想できそうな感じもありつつ、その予想のナナメ上をいく展開が非常に面白かった。最終章のちょっと詩的な終わり方も好き。
なんかおどろおどろしいラインナップでしたね笑。
たわむれに、マシュマロ作ってみました。よろしければどうぞ!
marshmallow-qa.com