舞台とお酒が好きな人の備忘録

舞台とお酒が好きな人の備忘録です。

7/28観劇『新・幕末純情伝 FAKE NEWS』&7/29観劇『青鬼の褌を洗う女』

気づいたらもう7月も最終日。。。怒涛の7月末の観劇ラッシュ、2日目と3日目はまとめて書きたいと思います。*1

『新・幕末純情伝 FAKE NEWS』

作:つかこうへい/演出:河毛俊作

会場:紀伊国屋ホール

shin-bakumatsu2018.com


つかこうへい作品を見るのは一昨年?ぐらいの『リング・リング・リング』に続いて二回目。ちょっと迷ったんだけど、行ってよかった〜。。。

ものすごい言葉の洪水と、演者の熱量を浴びて、観劇後は軽く酔っ払ったみたいになってました。すごく、よかった。やはり、長きにわたって愛されている作品てそれだけ人を魅了するものなんだな〜。月並みな言葉ですけど。

『る年祭』で“もやし界のイケメン”と呼ばれていた田中涼星くんですが、桂小五郎の演技はぶっとかったですよ!素晴らしかった。ちょっと声枯らし気味だったのが心配だったけど。。。相変わらず細長いのが変わらないのですが、太さ的にはごぼうぐらいになってたと思う。褒めてます。

舞台セットもちょっとプロレスリングを彷彿とさせたし、時々リングアナウンサーみたいな音声が流れるので、プロレスの試合を見てるような雰囲気も感じました。幕末というリングの上で戦い抜いた男と女の生き様ってことなんですかね。なんつて。

『青鬼の褌を洗う女』

作:坂口安吾/演出:天願大介

会場:代々木能舞台

natalie.mu

これも興味はあったけどいくの迷ってて、この日に当初入ってた予定が飛んだため急遽見に行きました。いや〜、行ってよかったパート2。

この日は台風も上陸していて、半分外の能舞台で上演できるのかなって不安もあったんだけど、特別中止のアナウンスもなく。私が見に行ったのは19時半〜の回だったんですが、雨が弱まったかと思ったら急に降り出したりする天候の中、びしょ濡れになりながらたどり着いた能舞台はとても素敵な雰囲気でした。住宅地の中に突如現れた能舞台の圧倒的な風情に、それだけでもう満足。

入り口は民家みたいになってて、靴を脱いで入ります。トイレは地下にあって、階段を降りていくんだけど、なぜかドアの横の棚みたいなところに梅酒つけてあったのが家感ましててちょっと和んだ笑。

薄闇のなか、最低限の照明で上演される舞台は、雨や風も演出の一部にしてました。

月船さららさん演じる“天性オメカケ症”の女性はエロくてよかったです。ただ、坂口安吾の淡々とした感じで語られる文章が好きなんだけど舞台にすると、いくらかドラマチックになってしまうのがちょっと思ってたんと違う感出てくるんだよな。。。でもだからと言って、淡々とした舞台を観て面白いのかっていう話なんですが。。。難しいところですね。



と、なぜか7月中に書き終わらなければならない強迫観念に襲われて若干駆け足になってしまいましたが、7月の観劇ライフはこんな感じで幕を閉じました。7月は仕事が忙しかったからな〜。。。仕事の合間を縫って、観には行けてたんですけどブログを更新する余力がありませんでした苦笑 8月はインプットとアウトプット、両方頑張って行きたいと思います!

*1:なんとなく7月中に書いてしまいたかった