舞台とお酒が好きな人の備忘録

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4/29観劇『しゃばけ参〜ねこのばば〜』

みなさんこんにちは。こんな拙いブログを読んでくださったり、スターつけてくださったりありがとうございます。嬉しいです。

さて、早いものでもう5月に入って2週間が終わってしまいましたね。まだ4月の観劇記録が書ききれてない汗 しかも5月に入ってからもう3作も観てしまった。。。頑張って書いていきたいと思います。

『しゃばけ参〜ねこのばば〜』

原作:畠中恵 脚本・作詞:神楽澤小虎 演出・音楽:浅井さやか
制作:CLIE
会場:シアターサンモール

しゃばけ (新潮文庫)

しゃばけ (新潮文庫)


これもゲネプロに呼ばれたので観劇してきました。タイトルは知ってはいたけど、小説読んだこともドラマ観たこともなくって、全くの知識なし状態で行きました。時代設定と妖怪が出て来る話、ぐらいしかしらなかった。

いやー、率直な感想は、良くできてる!原作を読んだことがないのでどれぐらい脚色されてるのかはわからないのですが、登場人物達の関係性がとっても魅力的に描かれているなと。

例えば植ちゃんの若旦那と、ふっきーさんの屏風のぞき&福井将太くんの守狐。若旦那からご褒美にカステラが欲しくて頑張るってなんだそのペットみたいな可愛い関係は。若旦那に対して誠治郎兄さん演じる仁吉はめっちゃ過保護だし。ちょっと『インフェルノ』のリッカとノエルを彷彿とさせるような。。。こういう関係性、オタク女子は大好きじゃないですか笑?私は好きだ!

そういった女の子の好物をチラつかせながら笑、力量あるキャストがミュージカル仕立てで、展開していく見応えある芝居。ストーリーもミステリーになってて純粋に楽しかった。

日替わりのねこまたキャストは、私がみた回は廣野凌大くんでした。若いのに、ちゃんと度胸もあってえらいなと。この日替わりキャストっていうのも、うまくできてると思った要素。そうやっていろんなファンを取り込んで集客しないといけないものね。

今回のしゃばけには、若旦那が大事にしていた桃色の雲を探しにいっていないという設定でてて来なかった佐助というキャラクターがいます。私は前述の通り、事前情報なくいったので知らなかったけど、この佐助役は現在療養中の滝川英治さんだったですね。。。それを後から知って、佐助は必ず帰りますっていう内容の手紙の演出が泣けてきた。。。

でもツイッターで検索してたら一つ気になる意見がありました。舞台版のしゃばけは、あまりに若手俳優ファンにこびてて、原作から離れすぎてついていけないというような感じの。佐助の演出も理解できないって書いてあったな。作品に対する思いや感想は、人それぞれなので、否定はしないです。でも舞台化している以上、俳優ファンにこびないと集客できないから、それは別にいいんじゃない?と私は思います。だって、そもそも集客しないと舞台は成功しないわけだから。。。そういう座組み的なところも踏まえて、とてもよくできた舞台だなーとおもったのですよ。

最後にどうでもいい話。。。石坂勇さん演じる寛朝(かんちょう)という役、中盤までずっと“館長”だと思ってました!お寺のトップ的な立場だから館長なのかなあとか。。。先日から自分のバカさ加減を露呈していますね。今度から観にいく作品の役名ぐらいはさらっておくようにしよう苦笑。