舞台とお酒が好きな人の備忘録

舞台とお酒が好きな人の備忘録です。

12/23観劇 WINTARTS 1st Stage 2018『The Phantom Carol~聖夜の怪人~』

ちょっと時間が空いてしまいました。。。12月、観たいの結構あったんだけどね。諸般の事情で観に行けず。。。久方ぶりの観劇はちょっとご縁ありまして、こちらに。

『The Phantom Carol~聖夜の怪人~』

脚本・演出:福島 三郎

製作:ウイントアーツ

会場:新宿角座

最近舞台観にいけない代わりに、家で稽古ばっかりしてるんですが*1、ちょうど2部の冬組のストーリーを読み終えたところだったので、ファントムというキーワードが熱かった笑。

ファントム、無視されまくり笑

ウイントアーツ、初のプロデュース公演ということで、出演していらっしゃる役者さんはみなさんウイントアーツ所属の方達。伊勢大貴さんと和合真一以外初めましての方達ばっかりだったなあ。

みなさん芝居はそんな下手じゃないけど、伊勢さんが突出してらっしゃいましたね。全ても伊勢さんのペースというか。。。それにみんな頑張ってついていってるような印象でした。

和合さんもいい味出してた。でも、和合さんの役は他の人から見えないという設定で、いつも独り言みたいになっちゃってて、その間が結構微妙というか。。。もうちょいビシっと違和感という存在になれたような気がします。

少女怪人の謎

ストーリーは、つまらなくはなかったけど、途中のゲームのくだりが謎だった。嘘つきゲームにより、みんなの過去が明らかになっていくという構造は面白いんだけど、ゲームのゆるいテンションの直後にガッチガチの芝居が入ってくるのがアンバランス。。。

ちなみに作・演出の福島さん、前に『冬の四重奏』で拝見したことある方でした。その時は、小さい時に死んだ娘の幽霊が出てくる話を書いてらしたんだけど、今回も和合さん演じるファントムに、コロナっていう女の子のちび怪人がついてるという話だった。そういうテーマが好きな方なのかな。

和合ファントムの正体は明らかになるんだけど、コロナの正体は結局なんだったのか。。。続編を意識しての伏線なんでしょうか。



今年はあとは年末の明治座ラストですかね〜。それを楽しみに残りのお仕事頑張るぞー(棒読み)。



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*1:A3的なハナシ

12/7観劇 ツキステ。第7幕『CYBER-DIVE-CONNECTION』

観に行ってからちょっと時間経ってしまいましたが、予告通り、第7幕も行ってまいりました。ツキステです。

2.5次元ダンスライブ「ツキウタ。」ステージ第7幕『CYBER-DIVE-CONNECTION』

原作・脚本:ふじわら/演出:野元準也(Planet Kids Entertainment)

主催:ツキステ。CDC製作委員会 (ムービック/アルテメイト/Planet Kids Entertainment)

会場:ヒューリックホール東京

www.tsukista.com

今回ヒューリックホール東京初めて行ったけど、めっちゃ観やすいのね!もともと映画館だけあって、椅子もふかふかだし。。。座席が段々になってるので前の人とほとんど被らない!元映画館で椅子がふかふかでも、座席間が極小のシブゲキとは大違いでした笑

開演後の悲劇

今回のテーマは電脳世界。クリスマスを前に電脳世界のバグみたいなのが、サンタさんが住む妖精世界を襲ってそれをグラビとプロセラが助けに行く、みたいな話でした。

観客もストーリーと連動できるギミックが二つほどありまして。一つはコネクトバッジ。その名の通りバッジなんだけど、それをつけててキャストが持ってる銃で打たれると、その打ったキャストのセリフがバッジから流れるというもの。劇中では、観客は姿を変えられた妖精さんということになっており、打たれると元の姿に戻るという設定になってました。

もう一つがスマホアプリ。劇中のあるタイミングでコードを入力した上でスタートボタンを押すと、キャストのスマホと同じ画面を共有できるという仕組み。観劇中なのに携帯切らなくていいんだ!という斬新な試みにワクワクしていたのですが。。。いざスタートボタンを押して!っていう時に、コードがわからなくなってしまったのよね*1。。。何度入力してもエラー泣。泣く泣く連動は諦めました。。。隣の人のスマホチラ見して楽しませていただきました。すいません、隣の人。

楽しい!以上!!

いやー、率直に楽しかった!!!!

色々とツッコミどころはありますけどね笑。アイドルみんなの携帯にインストールされてたアプリは結局なんだったのか、サンタさん謎のエネルギー波放ってるけどそれはなんなのかとか笑。

一番のツッコミどころは、電脳世界の親玉みたいなのが感情爆発させてるところかな。いつの間に感情を手に入れたんや!?お前。。。みたいな。。。そもそも妖精世界と張り合ってるところで、純粋な電脳世界というのとは違ったのかもしれない。

でもそんなことは置いといて!みんながわいわいきゃっきゃして、歌って踊って、戦って、しかも今回は観客も参加できてってサイコーじゃないか!!

擬人化黒田の破壊力

今回はゲストキャラクターの皆さんもとてもよかった。トナカイの中井さん役の反橋さんはめちゃくちゃ面白かったです。あと何と言っても、始が飼ってるウサギ黒田が擬人化して、それを演じた鮎川太陽さん。。。あんな背が高くてスーツでビシッと決めた男性が、始に甘えるってどういうことだ!?一体何見せられてるのか一瞬脳の処理が追いつきませんでしたよもう。。。



前回はツキステ。は伝統芸能って書きましたけど、今回のツキステ。は心に潤いを求める女性のテーマパークみたいでした笑。あ、ちなみにアプリゲームのツキノパラダイスDLしました!察して!笑


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*1:開演前に舞台上のスクリーンにで出ており、その時点で入力だけしてスタートボタンを押さないようにして待っていればよかったのですが、入力してなかった。。。

11月観劇まとめ

11月が終わってからちょっと経ってしまいましたが、11月の観劇まとめ。さすが師走だけあって12月は過ぎるのが早いな!


●11/2『ニル・アドミラリの天秤
●11/3『魔界転生
●11/6、11/8、11/10『朝日のような夕日をつれて
●111/9 劇団Rexy『黒服ドレッサー』
●11/12『信長の野望・大志-冬の陣-王道執行~騎虎の白塩編~』
●11/16 ビニヰルテアタア第11回公演 『言問う処女』
●11/21『悲恋の歌姫 ROYAL SCANDAL
●11/29 カクシンハンPOCKET『ヴェニスの商人

11月も結構観てた。。。『朝日のような夕日をつれて』は今年のベスト3に入る作品だったかもしれない。推しに惚れ直しましたからね〜。いや〜、よかったな〜。。。もう一度観れるものなら観たいな。映像で観ても同じ感動は得られないだろうし。

あと、カクシンハンさんとは良い出会いでした!こちらももう一度観たいと思えるカンパニー。次回が楽しみ。


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12/3観劇 『君死ニタマフ事ナカレ 零_改』

12月2作目はこちら。ちょっとご縁あり、観て参りました。

『君死ニタマフ事ナカレ 零_改』

原作:ヨコオタロウ/脚本・演出:松多壱岱

製作:オッドエンタテイメント

会場:CBGKシブゲキ!!

www.kimishini-zero.com


キャスト多っ!

とにかくキャストが多い!総勢25名!?シブゲキキャパの人数じゃないよね。。?

そして申し訳ないのですが、みなさん存じ上げない方ばかり。。。と思っていたら、メガネっ娘役の雛形羽衣さんだけ観たことあった。去年の7月に『仁義ある宴会』で推しさんと共演してました。てかあの時キャバ嬢役だったのに、今回は高校生役!?二重人格っぷりがよかったですが年齢不詳ですな。。。

男性キャストは前に別の座組みで一緒だった方々みたいだけどそれにしては、掛け合いがなんとなく。。。ぬるいというか。。。あとみんな高校生役なんですが、先生役の方達が若くて、生徒のみんなと並んで大差ないのが違和感だった。他にもオタクの女の子がキモい扱いされてるけどキモくないとか、筋肉バカの子が割と痩せ型とか、キャスティングに関するツッコミどころが多かった。

原作があるので、原作の世界観を出すためにこの人数が必要でチーム編成があってっていうのはわかるんですが、もう少し人数絞って少数精鋭でやってもよかったんじゃないのかと思います。

血みどろは嫌いじゃない笑

ストーリーは血みどろだったんで笑、割と好きな感じでした。超要約すると、異能力版バトルロワイヤルみたいな。

原作のヨコオタロウさんは、シノアリス等、救いがない話を作ることで知られてるゲームクリエイターさんなんですが、この方の作る世界観は好きですね。スクリーンの使い方とか、テキストをうまく利用したプロジェクションの見せ方とかはすごくよかったと思う。

ちなみにオタク役の子がシノアリス好きで、舞台中でめっちゃダイマしててウケました笑。使用されてる音楽も、ゲームのやつがほとんどだったし笑。

この日のアフタートークにヨコオさんも出てらしたんだけど、普段は優しそうな感じの人なのに、どうしてあんなにみんなを酷い目に合わせることができるのか。。。*1頭の中をのぞいてみたいです笑。


言葉を選ばずにいうと、演技的な完成度のわりには観れた作品でした(ごめんなさい!)。古くはそれこそバトルロワイヤルとか、ひぐらし〜シリーズとか好きだったオタク心がくすぐられる内容でした。


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*1:片目潰れた上に、もう一つえぐられたり

12/1観劇 『命売ります』

早いもので、もう12月ですね。。。今年もあっという間に終わっちゃいますね。。。ということで2018年ラストスパート?張り切って観劇していこう!笑

脚本・演出:ノゾエ征爾

製作:パルコ

会場:サンシャイン劇場

www.parco-play.com

余談なのですが、当日までなぜか会場が世田谷パブリックシアターだと思い込んでました。パルコステージって、なんか世田パブのイメージありませんか?私だけ?笑

金で買われるイケメンの命

原作になっているのは、週刊プレイボーイに連載されていた三島由紀夫原作の小説。27歳のコピーライター、羽仁男はある日突然死を決意して自殺。しかし死に切れず、命を売るという商売を思いつく。。。で、お金で依頼をいけて死ぬかもしれない危険な依頼を受けていくんですが、なぜかいつも生き残ってしまう羽仁男。しかも依頼主の妻だったり、依頼主そのものだったりが羽仁男の代わりに死んでしまうというストーリー。

主演は東啓介こととんちゃんなんですが、でか!足長!女優さんと並んだ時の対比がすごい。。。こんなスラッとしたイケメンだったらわざわざ死ななくても色々と人生の選択肢はあったろうに。。。と思わず思ってしまいましたが、そういうことじゃないんだろうね笑。

羽仁男の三番目の依頼主は、吸血鬼の母を持つ少年、井上薫。冗談かと思ったらお母さんはまさかの本当の吸血鬼で、羽仁男は血を提供しつつ3人で疑似家族のように暮らします。吸血鬼役の樹里咲穂さんがすごく妖艶で素敵なんだけど、羽仁男を家の外に連れ出すシーンがとても好きでした。逃亡を防ぐためか?なぜか吸血鬼さんに金色の鎖で羽仁男が繋がれてるんですよ!鎖は首ではなく手首に結ばれてるのではたから見たら長い鎖を二人で持ってるだけのように見えるけども、明らかに金で買われた男の命の所有権は、この女性にあるということを示唆していて。。。長身の男を飼いならす妖艶未亡人、というビジュアルがとてもエロスで素敵でした。

生と死のイメージ

舞台セットに関して。後方一面にドアがついている壁があって、床にはドイツのホロコースト記念碑を思わせる黒い四角い足場がいくつも置かれていました。黒い足場は墓石のようにも見えて。。。これは生と死のイメージなのかな?

でもドアがあるとそこから誰かが出てくるものという前提があるので、演出が全体的にネタバレみたいな感じなっちゃわないんだろうか*1

“死にたい”ことと“死んでもいい”ということ

命を売ってもなぜか死なない羽仁男。彼のセリフの中で、“死にたいわけではなく、死んでもいいと言っている”というのがあります。彼は誰かに殺されてたり自殺したりしたいわけではなく、死んでもいい、というだけ。それってつまり、生きたいっていうことなんじゃないのか??

羽仁男最初の依頼人2人には、自分が死んだら依頼人が払った代金を持ち帰って何か面倒くさい動物を飼ってほしいと言います。これは自分が生きたことの証を残そうとしている?やっぱり羽仁男は生きたいんじゃないか?と思ってしまった。



ラストシーンの演出で、ずっと舞台中央にあった“命売ります”のネオンサインが“命売りますか?”に変わるんだけど、それこそがこの舞台のメッセージなんだと思いました。その言葉の裏にあるのは“死んでもいいと思って生きますか?”ということなのかもしれない。



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*1:現にオープニングで全部のドアから人が出てきたときもあまり斬新さを感じなかった。。。

11/29観劇 カクシンハンPOCKET『ヴェニスの商人』

各所から評判を聞き、一度観てみたいなと思っていたカクシンハン。しかも会場が原宿のVACANT!こりゃ行くっきゃない!ということで行ってまいりました。

カクシンハンPOCKET『ヴェニスの商人

演出:木村龍之介/翻訳:松岡和子/作:シェイクスピア

製作:カクシンハン

会場:VACANT

kakushinhan.org

原宿に再現されたおしゃれ都市

劇場というよりはパフォーマンススペースといったほうがふさわしいVACANT。前に『ヘッダ・ガーブレル』で初めて訪れたんですが、そのおしゃれ空間にすっかり魅了されてしまいまして。。。
leo-writer.hatenablog.com

今回も会場に入った瞬間、期待を裏切られることなく、素敵空間が広がっておりました。舞台のヴェニスにちなんでか、ご案内をしてださる方たちはみんな黒いフェイスマスク着用。会場の中央部分がパフォーマンススペースになっており、その四方を囲むように客席が設置されています。この椅子もバラバラでそれがおしゃれなんだよな。。。で、中央スペースでも黒マスクを着用したパフォーマーさん達が紙をちぎって何かを作成中。船?地図?のように見えたそれ、てっきり劇中で使用されるのかと思いきや開演前に片されてしまいました笑。

劇中でもプロジェクションマッピングが効果的に使用されていたり、カクシンハンの代名詞?となっているパイプ椅子がうまく演出に使用されてたり*1と、ビジュアル表現がめっちゃおしゃれ。あと謎のダンス!ダサかっこいい振り付けがすごく好きでした。なんかのオマージュなのか、オリジナルなのか。。。

ヴィジュアル面については、出演者の真以美さんのツイッターにお写真が載ってたので拝借いたします。

個性のごった煮

役者さん達もみなさん個性的でした。カクシンハン所属の河内大和さんて、すごい独特な方だなと。。。まずその見た目のインパクトが凄すぎる。頭頂部は、ズバリ禿げてらっしゃる。ですが、髪の毛自体は肩につくぐらいの長さでウェーブヘア。眼光は鋭くて、キリスト教徒に迫害された憎しみを抱えるユダヤ人の金貸しシャイロックがとても似合ってた。

大富豪の娘、ポーシャの次女のメリッサが、何故かDavid John Taylorさんという外国の方で、その方だけ英語で芝居をして字幕で表現されてました。古語っぽい英語の台詞回しで大仰な演技がちょっとやりすぎな印象だったんだけど、確かにあそこで普通にかわいい女の子がメリッサ役をやっていても面白くはなかったなあと。あと、国際都市で様々な人種や言語が飛び交うヴェニスを表現した演出だったのかもしれないですね。

ゲストの白倉さんも面白かったなあ。貿易商人アントーニオと、芸人を思わせる*2シャイロックの使用人ランスロットのギャップが激しすぎて、途中までおんなじ人だと気がつかなかった笑。



初カクシンハン、100%楽しめたんですが、『ヴェニスの商人』についてもう少し知識があれば演出の意図とかも理解して、120%楽しめたのかな〜と若干口惜しい気持ち。次回はこちらの準備も整えて、必ず観たいカンパニーです。



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*1:ポーシャの求婚相手が選ぶ3つの箱が、吊るされたパイプ椅子で表現されてる

*2:名前だけでも覚えて帰ってくださいって言ってたし笑

11/21観劇 『悲恋の歌姫 ROYAL SCANDAL』

みなさん、Aステの戦果はいかがでしたか!?私は会社の同志、6人で参戦したんですが、ガチ勢はみんな外れて、行かないけど協力だけしてくれた2人が当ててくれました!まさに無欲の勝利ってやつですね。。。笑 何はともあれ観れるぞ〜〜〜いえ〜〜〜い!!!

ということで、こちらご縁あって、行ってまいりました。

LIVE THEATER『悲恋の歌姫 ROYAL SCANDAL

脚本:浅井さやか/演出:吉谷光太郎

製作:ポリゴンマジック*1

会場:品川プリンスホテル クラブeX

livetheater-rs.com
www.youtube.com

ライブのシアター

ボーカリストluzさんを含むクリエーター集団、ロイヤルスキャンダル。彼らの楽曲を原作とし、音楽と演劇で織り成す物語。。。タイトルにLIVE THEATERと銘打っているだけあってまさしくライブのシアターでした。めちゃくちゃluzのライブシーンが多い!ちゃんと数えてないけど10曲ぐらい歌ってなかった??

スタミュミュの時も思ったけど、吉谷さんのステージ演出はすごく素敵で無駄がない感じ。演劇パートの要所要所でluzさんが出てきて歌うのですが、その様子がまるで、キャラクターの人生を横目で眺める悪魔的な存在のようでした。芝居、歌、ダンス、全てにおいてビシッと決まっててかっこよかったのですが。。。前半結構パターン化してしまったような印象は否定できなかったかな〜と。。。

luzさんの曲調もすごく好きなんですが、似た感じのものが多くて。。。後半ちょっと違う曲調のものが出てきたりして持ち直したなと。ライブシーン、もう少し減らしてもよかったんでは?と思ってしまった。luzファンにとってはこれが最良だったんだろうけども。

ストーリー迷子の件※ネタバレ注意

物語の要になっているのが、おとぎ話の中のものだと言われている4つの宝具。何かを手に入れると何かを失うという”祝い”と”呪い”を授かるというアイテムです。

メインキャラの女の子チェルシーが持ってるのが、母親から受け継いだと思われるハートのネックレス。これは、愛を手にする代わりに幸福を失うというもの。このネックレスの物語的な所在がよくわからなくなってしまって。。。以下ネタバレなので注意ください。

宝具は

  • 所有者が生きているうちに血縁者がつけると呪いだけを受け取る
  • 所有者が生きているうちに他人がつけると力が暴走して呪いを受け取る

ということだったと思うのですが。。。

上記の前提を元に、元奴隷のバーテンダー、ルイスと、その父親であるマットが争うシーンがクライマックスにあります。マットはルイスの母であり、彼の思い人である女性を救うために(彼女は呪いを受けている)、ルイス(=血縁者)にネックレスをつけて呪いを移そうとしていたと。最終的にネックレスはマットがかけられて破滅するわけですが。。。

そもそもネックレスってチェルシーのお母さんが持ってたものじゃないの?二人結ばれちゃってるけど、ルイスとチェルシーは兄妹??ここが完全にわからなくなってしまって。。。誰かちげーよ、こういうことだよ、と説明してくださる方がいたら教えてください〜。

下ネタディーバとただの王子

キャラクター的には一見清楚な歌姫、だけど下ネタもバリバリ言っちゃう裏の顔を持つロゼッタが好きでした。衣装もなんか野暮ったいロングドレスだな〜と思ったけど、ちゃんとそのドレスにも意味があって。。。

あと、櫻井圭登くん演じるアルベール王子ね!最初はこいつが黒幕か?と思わせつつ、伝説の宝具とも何も関係ないんかーい!となり笑。でもバリバリに戦闘能力高くて最後は王子無双!!聞き間違いだったらすみませんが、「貴様、誰だ!?」的なセリフに

「ただの王子さ」

って言ってましたよね??ただの王子!?かっこよすぎだろ。



ちょっと思うところがあったり、迷子になったりもしましたが、楽しめた作品でした。歌い手さんの物語を原作に演劇を展開していくっていう作り方自体に興味があったし。観ることができてよかった。


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*1:HPに記載なかったけど、おそらく